骨密度検査とは?
骨密度検査は、骨の強さ や 密度 を測定し、骨粗しょう症や骨折リスクを評価するための検査です。当クリニックでは、いくつかの測定方法の中でも最も精度の高いDEXA(デキサ)スキャン を使用しています。
検査を受けるべき方
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50歳以上の女性
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65歳以上の男性
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骨折歴がある方
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骨粗しょう症の家族歴がある方
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ホルモン治療を受けている方
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閉経後の女性
定期的な骨密度検査を受けることで、将来的な骨折のリスクを低減することが可能です。
骨密度が低下する原因
骨密度が低下する主な原因には、加齢、ホルモンバランスの変化、栄養不足(特にカルシウムやビタミンDの欠乏)、運動不足 などが挙げられます。
特に、閉経後の女性はエストロゲンの低下により、骨が弱くなりやすい傾向があります。
骨粗しょう症の予防と治療
骨粗しょう症の予防には、適度な運動、バランスの取れた食事、そして定期的な骨密度検査が重要です。
もし骨密度が低下している場合は、早期の治療を行うことで進行を抑えることができます。
治療薬について
当院では、骨粗鬆症に対する初期治療も行っております。主に、ビスホスホネート、SERM、活性型ビタミンD製剤、カルシウム製剤を用いており、さらに専門的な治療が必要な場合は適宜ご紹介させていただきます。
1. 骨吸収抑制薬
骨を分解する破骨細胞の働きを抑えることで、骨密度の減少を防ぎます。
① ビスホスホネート系薬
例:アレンドロネート、リセドロネート、イバンドロネート
特徴 |
骨に結合して破骨細胞の活動を抑制し、骨量の減少を防ぎます。長期間の使用で骨折リスクを低下させる効果が確認されています。 |
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注意点 |
飲んだ後は30分間横にならず、水のみで服用することが推奨されます(胃への刺激を防ぐため)。 |
② SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)
例:ラロキシフェン、バゼドキシフェン
特徴 |
骨に対してエストロゲン様の作用を持ち、骨吸収を抑える一方で乳腺や子宮に悪影響を及ぼさない。
特に閉経後女性に使用されます。 |
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③ 抗RANKL抗体
例:デノスマブ(商品名:プラリア)
特徴 |
RANKLという破骨細胞を活性化する物質を抑制し、骨吸収を防ぎます。
6か月ごとの皮下注射で使用されるため、服用の手間が少ないのが特徴です。 |
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2. 骨形成促進薬
骨を作る骨芽細胞の活動を促進し、骨密度を増やします。
① PTH(副甲状腺ホルモン)製剤
例: テリパラチド(商品名:フォルテオ、テリボン)
特徴 |
副甲状腺ホルモンの一部を活用して骨芽細胞を活性化し、新しい骨の形成を促します。
注射薬で使用され、骨密度を劇的に改善する効果が期待できます。 |
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注意点 |
使用期間は通常2年以内に制限されます(長期使用によるリスクを避けるため)。 |
② ロモソズマブ(骨形成促進と骨吸収抑制の二重効果)
例:ロモソズマブ(商品名:イベニティ)
特徴 |
骨形成を促進すると同時に骨吸収を抑制する新しい薬。
月に1回の皮下注射で使用され、特に骨折リスクの高い患者に有効です。 |
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3. 補助療法
骨密度治療の補助として使用される薬や栄養素です。
① 活性型ビタミンD製剤
例:アルファカルシドール、カルシトリオール
特徴 |
カルシウムの吸収を助け、骨代謝を改善します。
特に高齢者や腎機能が低下している方に適しています。 |
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② カルシウム製剤
例:クエン酸カルシウム、炭酸カルシウム
特徴 |
骨の材料となるカルシウムを補充します。
ただし、単独での使用では効果が限られるため、他の治療薬と併用されることが多いです。 |
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検査の流れと当クリニックの特徴
受診の仕方
骨密度を調べるのに予約は必要ありません。営業時間内にお越しください。
検査方法
当日は、最新のDXAスキャン装置を使用して数分で正確な検査を行います。痛みもなく安心です。
結果説明
結果は基本的に当日、医師からご説明できます。
よくある質問
骨密度検査は痛みのない検査で、横になってリラックスしている間に数分で完了します。
特に閉経後の女性や、50歳以上の方は定期的に検査を受けることをお勧めします。医師と
ご相談の上、タイミングを決めましょう。
検査自体は10分以内で終わります。結果説明やカウンセリングを含め、全体で30分程度です。