ワクチン

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ワクチンとは

  •  人類を様々な病気から救ってきた大切な医療手段です。
  •  ワクチンが行き届かない後進国では、毎年150万人の子どもたちが防げる病気で命を奪われています。
  •  ワクチンには下記のような重要な役割があります。

 

ワクチンを打つことの意味

  •  一人一人が自分を守る(個人防御)
  •  周りでの感染拡大を防ぐこと(集団防御)
  •  予防接種を受けたくても受けられない人たちを感染症から守ること(集団免疫)

当院で扱っているワクチン

肝炎

  • A型肝炎 3回 2~4週間隔で2回、初回接種より6ヵ月経過後、1回追加接種
    B型肝炎 3回 4週間隔で2回、初回接種より6カ月経過後1回、追加接種
 

風疹麻疹

  • 麻疹・風疹混合 1回
 

おたふく風邪

  • ムンプス(おたふくかぜ) 1回

水痘帯状疱疹

  • 水痘帯状疱疹(ビケン) 1回 
    水痘帯状疱疹(シングリックス) 2回
 

肺炎球菌ワクチン

  • 肺炎球菌(ニューモバックス) 5年おき 1回目は新潟市の高齢者肺炎球菌予防接種による補助あり
  • 肺炎球菌(バクニュバンス) 1回 自費
 

RSウイルスワクチン

  • RSウイルス(アレックスビー) 1回 自費
 

子宮頸がんワクチン

  • 子宮頸がん(ガーダシル) 3回 対象年齢は補助
    子宮頸がん (シルガード9) 3回 対象年齢は補助
 

破傷風

  • 破傷風トキソイド 3回 4週間隔で2回、初回接種より6カ月経過後1回、追加接種
 

DPT(破傷風・ジフテリア・百日咳)

  • トリビック 1回

ワクチンの予約

 

予約が不要なワクチン

在庫がない場合は予約となります。在庫確認は公式ラインより。
 

MRワクチン(麻疹、風疹混合)
ムンプスワクチン(おたふくかぜ)
B型肝炎(ビームゲン)
子宮頚癌(シルガード)
破傷風(トキソイド)
肺炎球菌(ニューモバックス)

 

ワクチンの予約

 

ワクチン予約(インフル、コロナ以外)

  • ※ 2種類以上のワクチンの接種で2000円割引となります。
  • ※ 新型コロナウイルス、インフルエンザは下記からの予約です。

 

【専用】新型コロナウイルスワクチン予約

 

【専用】インフルエンザワクチン予約

 

企業向け出張インフルエンザワクチン

70名以上でお受けできます。お電話(025-240-0426)でご相談ください。
 電話をかける

肺炎球菌ワクチンについて

はじめに

肺炎は日本の死亡原因の第3位です。
肺炎によって亡くなる方の95%が65歳以上の高齢者であり、肺炎の原因菌の約1/3が肺炎球菌によるものとされます。
また、肺炎球菌は肺炎以外にも中耳炎、副鼻腔炎、敗血症、髄膜炎などの原因にもなります。
 
 

ワクチンについて

肺炎球菌ワクチンには2種類あります。それぞれ23価、13価とカバーする株の範囲が異なりますので、2種類を打つことで最大の効果が得られます。
 

 ニューモバックス(PPSV23)

効果が失われるため、5年間隔で接種が必要です。初回は公費で一部補助を受けられます(市からクーポンがおくられてきます)。
 

 バクニュバンス(PCV15)

生涯有効とされ、1回のみの接種でOKです。ニューモバックスの6か月~4年前に接種してください。
 
 

65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種の考え方

肺炎球菌ワクチンの料金

 

ワクチン名 接種
回数
接種スケジュール 金額
(税込)
ニューモバックス 5年ごと 1回目は新潟市の高齢者肺炎球菌予防接種補助あり 6,600円/回
バクニュバンス 1回 自費 11,000円/回

帯状疱疹ワクチンについて

はじめに

帯状疱疹の発症率は免疫力が下がるにつれ加齢とともにどんどん増加します。
また、帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクも加齢とともに高くなるといわれています。なんと80歳までに3人に1人が発症してしまいます。
ワクチン接種により、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに対する免疫力を高めて、帯状疱疹の発症を予防することができます。
また帯状疱疹を発症したとしても軽症ですみ、帯状疱疹後神経痛(PHN)などの後遺症予防も行えます。
 
 

帯状疱疹ワクチンの種類

2種類があります。いずれも50歳以上が対象です。
当院では、より確実な効果が望め、長期に有効なシングリックスをお勧めしております。ご希望に応じてビケンも接種可能です。
 

帯状疱疹ワクチンの⽐較

  シングリックス ビケン
回数 2回(2か⽉間隔) 1回
効果 90%以上
80歳以上で89.1%
約50%
80歳以上では20%以下
持続期間 20年以上が⾒込まれる
現在の蓄積データは10年
3~11年
副反応 80%程度に腕の痛み、筋⾁痛など
1‐3⽇で過半数、1週間以内にほとんどが消失
シングリックスに⽐べ圧倒的に頻度が少ない

帯状疱疹ワクチンの料金

 
ワクチン名 接種
回数
接種スケジュール 金額
(税込)
ビケン 1回   8,800円/回
シングリックス 2回 2か月間隔で2回接種 22,000円/回

RSウイルスについて

はじめに

RSウイルス(RSV)は風邪を引き起こすウイルスの一つとして知られています。特効薬はありませんので、重症化を避けるためにはワクチンによる対策をしておいた方が良いでしょう。
特に高齢者におすすめです。
高齢者では、心不全や慢性呼吸器疾患の悪化で重篤化しやすいと言われています。例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪では68%程度にRSVが関わっているとの推定もあります。

当ワクチンは、組換えワクチンであり感染を来すことはありません。有効性は85-94%程度です。

 
 

とくに接種が推奨される方

・65歳以上
・慢性呼吸器疾患(タバコ、喘息など)
・心不全

 

副作用

10%以上:疼痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、疲労
1~10%未満:皮膚の赤身、腫れ、発熱
1%未満:過敏反応、鼻漏、そう痒感など

RSワクチンの料金

 
ワクチン名 接種
回数
接種スケジュール 金額
(税込)
アレックスビー 1回 - 28,600円/回

子宮頸がんワクチンについて

はじめに

子宮頚癌は、ヒトパピローマウイルス(HPV)という性交経験女性の80%が感染するウイルスが原因となり発症します。
好発年齢は25歳から40歳の出産年齢で、1990年代に比べ2倍以上に増えています。
この予防にはワクチンと2年おきの子宮頚癌検診が大切で、このワクチンの代表がガーダシルとシルガード9です。
 
 

安全性と積極的勧奨

海外ではワクチン接種率が非常に高いため、子宮頸癌の排除が視野に入ってきています。これにより、多くのがん患者さんが救われています。
安全性への懸念により日本では一次的に積極的勧奨を取り下げたため、他の先進国とは比較にならない低接種率にとどまってしまい、その結果、子宮頸がんの排除が見えてきたほかの先進国から取り残されつつあります。
 
その後の知見から、令和3年11月に「有効性のエビデンス(証拠)が確認され、安全性も特段の懸念がない」とし、積極的勧奨の再開が国から通達されました。
 

9歳~何歳でも、男性でも

子宮頚癌の他にも、性別を問わず肛門癌、咽頭がん、尖圭コンジローマなどにも効果があります。
また、これらの病気の予防だけでなく、パートナーへの感染伝搬を防ぐ意味でも男性の接種も推奨されています。
 
また、既に感染している種類のHPVを排除し関連疾病を減らすことはできませんので、セクシャルデビュー前の接種が最も効果的で、海外のワクチンプログラムでは20代後半までの接種が多くなっています。
 

※このため、小学校6年生~高校1年生の女性は公費助成で無料(定期接種)です。R7.3.31までは平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女性も特例として公費の接種対象となります。
 

新潟市HP(外部リンク) 
 
ワクチンを打つタイミング: 9歳以上で上限なし。
 

ガーダシルとシルガード9

HPVには多くの種類がありますが、ガーダシルは4種類、シルガードは9種類をカバーしています。
 
多くの種類をカバーした方が理論上は効果は高いものの、子宮頚癌で最も頻度の高いHPV16/18はガーダシルでもカバーできており、有意差を示した十分なエビデンスはありません。
副反応では、注射部位の疼痛がシルガードで頻度が比較的高いという違いがあります。

子宮頸がんワクチンの料金

共に、1回目、2回目(2か月後)、3回目(初回から6か月後)の投与が必要です。
 

ワクチン名 接種
回数
接種スケジュール 金額
(税込)
ガーダシル 3回 対象年齢は補助あり 21,000円/回
シルガード9 3回 対象年齢は補助あり 29,700円/回

子宮頸がんワクチンのよくある質問

最短4か月で接種できます。
1回目→1か月後、2回目→3か月後、3回目
 

医師に相談の上で、可能です。接種はシルガードのスケジュールを用いてになります。
 

いいえ、ありません。残りの回数のみ接種すれば大丈夫です。
 

性交渉の禁止は必要ありません。妊娠が発覚した場合は、出産後まで延期いたします。
 
ガーダシルでも最も頻度の高いHPV16/18はカバーできているので打ち直しの意義は限定的で推奨されていません。また、3回接種を完了する前であっても、種類を変更は推奨されません。
 
ガーダシルではR3現在、14年間の追跡が終わっておりますが予防効果は100%でした。現在のところ追加接種は設定されていません。
 
(Kjaer SK et al. EClinicalMedicine. 2020; 23: 100401.)

インフルエンザワクチン

【料金】

 65歳未満 税込4200円(円/人)
 新潟市にお住まいで65歳以上の方は市の補助が受けられます。受付にご相談ください。
 

予約

予約方法

インターネット(随時)、診察時
 

接種時間

月~土 
 

注意

・ 駐車サービス券のご準備はありませんので、あしからずご了承ください
・ 当院での接種対象は13歳(中学1年生)以上です。
・ 卵アレルギー、妊娠12週未満、37.5℃以上の発熱、その他の体調不良の方は接種できません。

インフルエンザワクチンのよくある質問

毎年9月から受付を開始し、10月1日から接種開始しています。
料金は新潟市の規定により変わりますので、お問合せ下さい。
市の助成対象以外の方は自由診療料金表を参照してください。
またグループや会社など人数がまとまると割引がありますので、お問合せ下さい。
 

風疹にかかると咳などで空気感染するために、妊娠の可能性のある女性本人だけでなく、パートナーや家族にも接種が勧められています。
料金は自由診療料金表を参照してください。
 

① 感染を予防する ② 重症化を予防する ③ 職場や学校の集団感染を予防する 
 

ワクチン接種の有効率は70-90%で、最も有効な予防方法です。またマスクと手洗いは、日常的な予防方法です。感染者の体液の飛沫を吸い込んだり口や鼻に接触することを防ぎます。
 

ワクチンの効果は 接種後2週間目から現れ、4-6ヶ月くらい持続するといわれています。インフルエンザの主な流行時期は初冬から春先までです
 

インフルエンザワクチンは熱処理された不活性化ワクチンですので、感染の心配はありません。お子様を守るために妊婦や授乳婦への積極的な接種が、むしろ勧められます。
 

はい、可能です。

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